イベント

屋形船と人形浄瑠璃

秋風の吹く中、とっても遅ればせながら8月末にまいりました
屋形船のご報告です。


 
私の父が、江戸芸のかっぽれを呉服屋のお仲間5人と習っておりまして、
そのお仲間方と「きもの勝手連」と名乗りましてお着物を楽しむための
集まりを時々開いております。

好きなように気軽にきものを楽しもう、そんな気持で皆さんにお声を掛けまして
今回も、浴衣、麻、粋紗、絽、附下、小紋・・・
せっかくのお持ちのお着物ですので、お好きなものをお召し下さいと それぞれ思い思いの装いでのお出かけとなりました。


 

まだ明るいうちに品川から船に乗り込み、運河を下って東京湾へと向かいます。
レインボーブリッジの下を通りお台場へ着くころには陽も段々に落ちて
風も涼しくなってまいります。
季節ということもあり、波のないお台場周辺は屋形船で一杯です。

お刺身と江戸前の天ぷらで食事をした後は、カラオケをしたりも多いようですが
そこは呉服屋が集まっての屋形船です。
今回は文楽についてのお話を伺うこととなりました。
お人形のお話、演じ方のお話、太夫さんの声の出し方、演じ方、太棹の三味線の奏で方など、
普段は客席から舞台に向かってみるだけの文楽を身近に色々な話を伺うことが出来
おいで頂いていた皆さんも、あらためて文楽に対しての興味が一層深くなったようでした。

夏のころには、あんなに涼しげに見えた薄もののお着物も
今の季節になるとやはり、秋らしい色や柄が目に留まるようになります。
それぞれの季節の色と柄、雰囲気・・そんな季節感こそお着物の楽しさです。
お着物や帯に季節の柄をお使いするのは勿論のこと、
帯締めや帯揚げ、半襟などの小物の色目や、帯留めなどのちょっとしたアクセントで
さりげない季節感を演出するのも楽しいことと思います。

そんな紬などの普段のお着物にお勧めは、
秋草や菊の文様などが入った、小紋柄の半襟や帯揚げなどです。
色目だけではなく、ちょっとした見える部分に
遠目には分かりませんがよく見ると細かい季節の柄が入っている、
そんなさりげなさが、お着物らしくて楽しいのではないでしょうか。

こだわりかたもお人それぞれ、自分らしくが一番です。
この秋もぜひお気軽にお着物楽しんで下さい。
お召しになっての楽しいお話など、是非私共のホームページの掲示板へもお寄せ下さい。
シーズン真っ最中で、更新もなかなかはかどりませんが、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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玉川屋呉服店

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