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新宿落合・染め工房の見学とお食事会
秋のお出かけにも気持ちの良い日、染め工房の見学とお食事会をいたしました。
今日は、江戸更紗、江戸小紋、東京友禅、湯のしやさんと
4件の工房を巡ります。
まずはしっかりお食事をしてから・・・
![](/files/user/02.jpg)
この日は20名でお出かけしました。
前日までは雨が降っていたのですが
当日はよいお天気で皆さん思い思いの装いでのご参加です。
![](/files/user/06.jpg)
懐石のお料理やさんでゆっくりとお食事、
お昼からちょっとお酒も飲みながら
2時間以上食べて話して盛り上がっておりました。
着慣れた方も、初めての方でもお着物がお好きなのは、皆さんご一緒です!
![](/files/user/07.jpg)
おなかもいっぱいになったら、さあ工房見学です!
その前にお店の前で、集合写真!
![](/files/user/09.jpg)
この後は、夕方まで歩きっぱなしの一日でしたが
皆さん楽にお出かけでした。
「今日が初めての着物のお出かけ!」の方もおいででしたが
「これからもどんどんお着物で」なんて、すっかり自信もついたご様子でした。
思い思いのお着物姿、それぞれの装いが楽しいお出かけです!
![](/files/user/00-4.jpg)
工房で染めの工程を見学したり、説明を聞いたり
途中は歩いて各工房を巡ります。
![](/files/user/00-3.jpg)
楽に自分でお召しになってこそ、
おいしくしっかりお食事も召し上がって、たくさん歩いて
それでも楽な着物です!
![](/files/user/00-2.jpg)
なかなか見ることの出来ない、染めの現場・・
お持ちのお着物への愛着も、着物への興味も
皆さんよりいっそう深まったようでした。
・
この「落合ほたる」主催の「工房見学&スタンプラリー」には、
玉川屋だけではなく400名以上の
着物好きの皆さんのご参加がありました。
「落合ほたる」や当日の様子については
"着物つれづれなるままに"のページにてかいております。
「新宿・落合の染め工房のご紹介」
玉川屋では、 染帯の誂えなど数多くしておりますが、
実際にお店でご覧頂く以外にも、ホームページでお目にかけたり、メールでお問い合せ頂いたりと色々なご意見を皆さんから頂き随分と参考にさせて頂いております。
着物を着るなら、自分なりのこだわりを持って!
そんな想いの方も多いようで、染帯の誂えはもちろんのこと
小紋や付下げ、羽織を誂えたり、お好みの色合いでの無地のお染め・・
振り袖に染められている柄をモチーフに付下げに染め直したり・・
磁器のお皿の絵柄を使い刺繍の羽織を作ったり・・
絽の小紋柄を選び、お好みの色の紗の無地をかさねて来年の無双の着物を誂えたり・・と
私どもも一緒に楽しみながら品創りをさせて頂いております。
誂えのお品は、"ご自分のお好みのお品が出来る"と言うことはもちろん
"品創りに自分も参加する"というのも、大きな楽しみです。
実際の染めの工程に自分で手を加えるわけではありませんが
下絵を見ながら相談したり、色見本で色を選んだり、時には染め屋さんにご一緒して細かい点を相談したり・・と
より思いの深いお品となってゆく、そんな楽しみもあることと思います。
そんな玉川屋の誂えの染めをお願いしている、新宿・落合の染め屋さん達と
「落合ほたる 工房見学&スタンプラリー」を開きました。
まずは「落合ほたる」ってなに? とういうところから・・
その昔、神田川と妙正寺川が落ち合う所から名付けられた「落合」は
きれいな水を求めて蛍がたくさん集まる江戸時代の観光スポットでした。
(江戸の人々が蛍狩りを楽しむ様子が新宿博物館蔵の浮世絵にも描かれています)
明治・大正にかけては、その水を求めて多くの染色工房が集まって
いまでも新宿落合は着物の産地として染め屋さんが集まっています。
そんな染め屋さんの中でも私と同年代の、仕事と言うよりは仲間として集まった
染め屋さんたちと「染めの街 落合」をもっと多くの人に知ってもらいたい、と
工房見学とスタンプラリーの話が持ち上がってきました。
清流に綺麗な光をともし、多くの人の注目を集めた江戸時代の蛍にちなんで
「落合ほたる」と名付けました。
打ち合わせ風景です
スタンプラリーは、
「江戸更紗 二葉苑」 「江戸小紋 末綱染工所」
「東京手描友禅 協美」 「湯のし 吉澤湯のし加工所」の4カ所をまわり
各工房で工房や作業の工程の見学をしたり説明を聞いてスタンプをもらい
四つ集めた方には染め屋さんたちからのオリジナル小物のプレゼントを差し上げました。
工房に人が入ることはどうしても集中してする仕事にとっては邪魔になることもあるはずなのですが
この二日間は完全に見学会モードで工房の体制をとってくれていましたので
ご参加の方もきっと貴重な機会となったことと思います。
![](/files/user/02.12.28-2.jpg)
江戸更紗の工房「二葉苑」さんの工房です。
たくさんの枚数の方を使う更紗の染めを中心に、紬地や大島地に更紗を染めたりと、
伝統を受け継ぎながらも新しい感覚を取り入れての品創りの様子を見せてもらいました。
写真左)は紬地に江戸更紗の染帯
写真右)
皆さんが見ている左の台には、染め見本の生地が貼られ
工程ごとに品が染め上がっている様子が分かるようになっています。
![](/files/user/02.12.28-7.jpg)
東京手描き友禅の協美さんです。
丁寧な手描きの友禅で訪問着、付下げ、染帯と言ったお品から
凝った羽裏などまで、誂えのお品を東京らしい精緻な糸目と品のある色合いで
染めてくれます。
「こんなお品が着てみたい!」そんな方は是非お声をかけて下さい。
![](/files/user/02.12.28-9.jpg)
「湯のし」の吉澤湯のし加工所さんです。
湯のしというのは着物を染める工程では何回となく通る加工で
仕立てる前にも湯のしをすることもありますが
実際の現場をご覧になったことはほとんどの方がない事と思います。
写真のように、一番奥で何反もの反物をつなぎ
それを手前にある蒸気のでるドラムに通して生地の目と幅を通してゆきます。
写真のような機械湯のしが中心ですが、絞りのように生地によっては手湯のしをかけてゆきます。
いろいろな着物が次から次へと流れてゆくので
みなさん飽きずにずっと眺めている方も多かったようです。
![](/files/user/02.12.28-10.jpg)
10月のお着物もお召しになりやすい季節でしたので
お召しになってお出かけの方も多く最寄りの中井駅から下落合駅の間にかけては
一日中、スタンプラリーのマップを手にした方たちが行ったり来たりでした。
当日は、4件の工房を回って見学すると一日たってしまいますので
染め上がりのお品を見たいと言う方もおいででしたのですが
ごゆっくりお目にかけられないため、
次の週には渋谷の玉川屋のお店にお品をお揃えしてあらためてご覧を頂きました。
工房の見学をして、皆さんお品への思い入れも強くなり
また、お品や染めについての知識も色々勉強できたので
染め上がりの着物や帯を見てもいつもよりも、もう一つ見方が深くなっているようで
渋谷のお店へ日替わりで説明に来て下さった染め屋さん方ともお話が盛り上がっているようでした。
![](/files/user/02.12.28-11.jpg)
上の写真は、江戸小紋の型を置き、そこに手描きの友禅で模様を描いた紅葉の柄の半衿です。
いまはまだ糊をおいただけの状態ですのが、これを淡いローズ色に染め
白い江戸小紋の粒で柄を出して、そこに友禅の紅葉が品よく襟元を飾ります。
染め屋さんたちの合作、コラボレーションのお品です。
「行きたかったけれど、今回は都合が合わず残念・・」会の後に、
そんな風に言って下さる方も多く嬉しく思っております。
今回ご参加の方は、より深く、より愛着を持って
新しくご参加の方は、東京の染めをより身近に感じて、
また大勢の方にご参加を頂ければ嬉しい限りです。
伝統を受け継ぎながら、新しい完成を加えた品作り・・・
そんな、これからの世代の染め屋さんや呉服屋の想いをご一緒に楽しんで下さい!
今日は、江戸更紗、江戸小紋、東京友禅、湯のしやさんと
4件の工房を巡ります。
まずはしっかりお食事をしてから・・・
![](/files/user/01.jpg)
![](/files/user/02.jpg)
この日は20名でお出かけしました。
前日までは雨が降っていたのですが
当日はよいお天気で皆さん思い思いの装いでのご参加です。
![](/files/user/05.jpg)
![](/files/user/06.jpg)
懐石のお料理やさんでゆっくりとお食事、
お昼からちょっとお酒も飲みながら
2時間以上食べて話して盛り上がっておりました。
着慣れた方も、初めての方でもお着物がお好きなのは、皆さんご一緒です!
![](/files/user/03.jpg)
![](/files/user/04.jpg)
![](/files/user/07.jpg)
おなかもいっぱいになったら、さあ工房見学です!
その前にお店の前で、集合写真!
![](/files/user/08.jpg)
![](/files/user/09.jpg)
この後は、夕方まで歩きっぱなしの一日でしたが
皆さん楽にお出かけでした。
「今日が初めての着物のお出かけ!」の方もおいででしたが
「これからもどんどんお着物で」なんて、すっかり自信もついたご様子でした。
思い思いのお着物姿、それぞれの装いが楽しいお出かけです!
![](/files/user/00-1.jpg)
![](/files/user/00-4.jpg)
工房で染めの工程を見学したり、説明を聞いたり
途中は歩いて各工房を巡ります。
![](/files/user/00-3.jpg)
楽に自分でお召しになってこそ、
おいしくしっかりお食事も召し上がって、たくさん歩いて
それでも楽な着物です!
![](/files/user/00-5.jpg)
![](/files/user/00-2.jpg)
なかなか見ることの出来ない、染めの現場・・
お持ちのお着物への愛着も、着物への興味も
皆さんよりいっそう深まったようでした。
・
この「落合ほたる」主催の「工房見学&スタンプラリー」には、
玉川屋だけではなく400名以上の
着物好きの皆さんのご参加がありました。
「落合ほたる」や当日の様子については
"着物つれづれなるままに"のページにてかいております。
「新宿・落合の染め工房のご紹介」
玉川屋では、 染帯の誂えなど数多くしておりますが、
実際にお店でご覧頂く以外にも、ホームページでお目にかけたり、メールでお問い合せ頂いたりと色々なご意見を皆さんから頂き随分と参考にさせて頂いております。
着物を着るなら、自分なりのこだわりを持って!
そんな想いの方も多いようで、染帯の誂えはもちろんのこと
小紋や付下げ、羽織を誂えたり、お好みの色合いでの無地のお染め・・
振り袖に染められている柄をモチーフに付下げに染め直したり・・
磁器のお皿の絵柄を使い刺繍の羽織を作ったり・・
絽の小紋柄を選び、お好みの色の紗の無地をかさねて来年の無双の着物を誂えたり・・と
私どもも一緒に楽しみながら品創りをさせて頂いております。
誂えのお品は、"ご自分のお好みのお品が出来る"と言うことはもちろん
"品創りに自分も参加する"というのも、大きな楽しみです。
実際の染めの工程に自分で手を加えるわけではありませんが
下絵を見ながら相談したり、色見本で色を選んだり、時には染め屋さんにご一緒して細かい点を相談したり・・と
より思いの深いお品となってゆく、そんな楽しみもあることと思います。
そんな玉川屋の誂えの染めをお願いしている、新宿・落合の染め屋さん達と
「落合ほたる 工房見学&スタンプラリー」を開きました。
まずは「落合ほたる」ってなに? とういうところから・・
その昔、神田川と妙正寺川が落ち合う所から名付けられた「落合」は
きれいな水を求めて蛍がたくさん集まる江戸時代の観光スポットでした。
(江戸の人々が蛍狩りを楽しむ様子が新宿博物館蔵の浮世絵にも描かれています)
明治・大正にかけては、その水を求めて多くの染色工房が集まって
いまでも新宿落合は着物の産地として染め屋さんが集まっています。
そんな染め屋さんの中でも私と同年代の、仕事と言うよりは仲間として集まった
染め屋さんたちと「染めの街 落合」をもっと多くの人に知ってもらいたい、と
工房見学とスタンプラリーの話が持ち上がってきました。
清流に綺麗な光をともし、多くの人の注目を集めた江戸時代の蛍にちなんで
「落合ほたる」と名付けました。
![](/files/user/02.12.28-0.jpg)
スタンプラリーは、
「江戸更紗 二葉苑」 「江戸小紋 末綱染工所」
「東京手描友禅 協美」 「湯のし 吉澤湯のし加工所」の4カ所をまわり
各工房で工房や作業の工程の見学をしたり説明を聞いてスタンプをもらい
四つ集めた方には染め屋さんたちからのオリジナル小物のプレゼントを差し上げました。
工房に人が入ることはどうしても集中してする仕事にとっては邪魔になることもあるはずなのですが
この二日間は完全に見学会モードで工房の体制をとってくれていましたので
ご参加の方もきっと貴重な機会となったことと思います。
![](/files/user/02.12.28-1.jpg)
![](/files/user/02.12.28-2.jpg)
江戸更紗の工房「二葉苑」さんの工房です。
たくさんの枚数の方を使う更紗の染めを中心に、紬地や大島地に更紗を染めたりと、
伝統を受け継ぎながらも新しい感覚を取り入れての品創りの様子を見せてもらいました。
写真左)は紬地に江戸更紗の染帯
写真右)
皆さんが見ている左の台には、染め見本の生地が貼られ
工程ごとに品が染め上がっている様子が分かるようになっています。
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江戸小紋の末綱染工所さんです。 写真左上) まずは、江戸小紋のいわれや、型紙、染めの技法、等のいろいろな知識を伺って 写真右上) 型置き、しごき染め、蒸し、と言った各工程の見学をしました。 写真は地色をしごき染めした生地を蒸気のでる箱の中に入れ色を定着させる「蒸し」の工程です。 写真左下) 染め上がって蒸しをかけたのち、水の中で洗って糊や染料を流してから、乾かしている反物です。 工程を見学したり、説明を聞いてから見る染め上がりの生地は 皆さんそれまでとは少し違って見えたようです。 |
![](/files/user/02.12.28-6.jpg)
![](/files/user/02.12.28-7.jpg)
東京手描き友禅の協美さんです。
丁寧な手描きの友禅で訪問着、付下げ、染帯と言ったお品から
凝った羽裏などまで、誂えのお品を東京らしい精緻な糸目と品のある色合いで
染めてくれます。
「こんなお品が着てみたい!」そんな方は是非お声をかけて下さい。
![](/files/user/02.12.28-8.jpg)
![](/files/user/02.12.28-9.jpg)
「湯のし」の吉澤湯のし加工所さんです。
湯のしというのは着物を染める工程では何回となく通る加工で
仕立てる前にも湯のしをすることもありますが
実際の現場をご覧になったことはほとんどの方がない事と思います。
写真のように、一番奥で何反もの反物をつなぎ
それを手前にある蒸気のでるドラムに通して生地の目と幅を通してゆきます。
写真のような機械湯のしが中心ですが、絞りのように生地によっては手湯のしをかけてゆきます。
いろいろな着物が次から次へと流れてゆくので
みなさん飽きずにずっと眺めている方も多かったようです。
![](/files/user/02.12.28-10.jpg)
10月のお着物もお召しになりやすい季節でしたので
お召しになってお出かけの方も多く最寄りの中井駅から下落合駅の間にかけては
一日中、スタンプラリーのマップを手にした方たちが行ったり来たりでした。
当日は、4件の工房を回って見学すると一日たってしまいますので
染め上がりのお品を見たいと言う方もおいででしたのですが
ごゆっくりお目にかけられないため、
次の週には渋谷の玉川屋のお店にお品をお揃えしてあらためてご覧を頂きました。
工房の見学をして、皆さんお品への思い入れも強くなり
また、お品や染めについての知識も色々勉強できたので
染め上がりの着物や帯を見てもいつもよりも、もう一つ見方が深くなっているようで
渋谷のお店へ日替わりで説明に来て下さった染め屋さん方ともお話が盛り上がっているようでした。
![](/files/user/02.12.28-11.jpg)
上の写真は、江戸小紋の型を置き、そこに手描きの友禅で模様を描いた紅葉の柄の半衿です。
いまはまだ糊をおいただけの状態ですのが、これを淡いローズ色に染め
白い江戸小紋の粒で柄を出して、そこに友禅の紅葉が品よく襟元を飾ります。
染め屋さんたちの合作、コラボレーションのお品です。
「行きたかったけれど、今回は都合が合わず残念・・」会の後に、
そんな風に言って下さる方も多く嬉しく思っております。
今回ご参加の方は、より深く、より愛着を持って
新しくご参加の方は、東京の染めをより身近に感じて、
また大勢の方にご参加を頂ければ嬉しい限りです。
伝統を受け継ぎながら、新しい完成を加えた品作り・・・
そんな、これからの世代の染め屋さんや呉服屋の想いをご一緒に楽しんで下さい!
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