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2019年 3月 9日 「絞り帯揚げ作り」のワークショップ


2019.3.9(土)

今回の「絞り帯揚げ作り」のワークショップは

数十種類も有ると言われます絞りの技法から
「帽子絞り」「鹿の子絞り」の
代表的な2種の絞りを体験しての、帯揚げ作りとなります。


3日間にわたり、個展を開いて頂いた
永年にわたり、懇意にお付き合いをさせて頂いております
「京絞り 寺田」の寺田豊さんより

絞りの歴史や、技法の解説などをお伺いしてから
作業のスタートとなります。



写真は、
あらかじめ、ご用意頂いておりました
絞る図案を描いて、絞るための糸を通した、帯揚げの白生地です。

 

  (ブルーの糸を引くと、糸を通した部分が、引っ張られて
    絞ってすぼまった状態になります)





絞る糸の端には玉が結んであり
それを万力に付けた金具に通して上げると
先頭の細い部分に、糸の玉が引っかかり
糸がピンと張れるようになります。




机の上の、透明の小さな円柱は、絞りの芯に使います。

ブルーの糸を引いて、芯をくるむように絞ったら
上から何重か糸を巻いて結びます。






その上から次に、ビニールを巻いてやり
 (ビニールを使う以前は、竹の皮を使ったそうです)
染料が入らない様に、根元と先端を結んで閉じてやります。

  
 


この時の白い糸は麻の糸、
乾きすぎないように、水気で湿らせながら作業を進めます。


ワークショップのメインは、この帽子絞り。
ちょっと手慣れてくると
白の帯揚げの時には、ドットの店に見える図案に糸を巻いて
鹿の子絞りも体験が出来ました。





約2時間のワークショップにて、
帯揚げの中の、8割方の絞りを終えて




春向きに3色ご用意した地色から
それぞれお好きなお色目をチョイスして頂きました。



染めた後には、絞った部分だけが、白く残る事となります。





寺田さんで、最後の仕上げに
その白い部分に辻が花の模様を添えてくれるとの事で
約一月ほどで、素敵な帯揚げが、染め上がってまいります。



ご自分で、色々な染めや織りの工程を体験してみると
物作りの楽しさを感じられる事は勿論、
一つのお品が出来上がるまでの、奥深さも感じて頂ける事となります。

お着物や帯をご覧になる時の観点も
また一つ深くなる事と思いますし、
お持ちのお品への愛着も、またいっそう増す事と思います。



玉川屋でのワークショップも
せっかくならば、
 「身によそおえて、お洒落にお使い頂けるものを・・」と
思っております。

色々なアイテムのワークショップを、これからも企画してまいりますので
ぜひお気軽に、ご参加下さいませ!










 

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