着物豆知識集

お子様のお祝いのお着物

 祝い着は、子供の成長を喜び、大人への仲間入りを認めてゆくなかでの節目節目でのお祝いの場での装いです。
 生まれたときの氏神様へのお宮参り、女の子の三才と七才のお祝い、男の子の五才のお祝い、十三参り、成人の祝いなどが現在でも受け継がれているお祝いの場です。
 自分のために、家族が集まりお祝いをしてくれることは子供のときには分からなくても成長してから写真をみる度にその気持ちを感じることでしょう。自分のしてもらったことを、また自分の子にしてあげられること。それは親にとっても子にとっても喜びであるはずです。
 お祝い着も大事にとっておいて、また次の子に着せてあげる。気持ちを受け継いでゆけることはお着物の持つよいところなのです。
 お祝い着は、せっかくですからお祝いの時だけでなく、お正月やお集りのなど色々な時に気軽にせっかくですから沢山お召しになってください。

お宮参り

 お宮参りは生まれた赤ちゃんの無事を祈願して、土地の氏神様に参拝する行事です。生後30日目ぐらい(男女により日の違う地方もあります。)といわれていますが、現在では両親の仕事の都合に合わせて や、また真夏や真冬を避けながら行うようです。
 お宮参りは、赤ちゃんは産着の下に白のベビードレスなどを着て綿帽子とよだれ掛けを付けます。父方の祖母が赤ちゃんを抱きその上から産着をかけて付け紐で結び、背中の結び目におもちゃやお守りなどを下げてお参りします。

お宮参りの産着(うぶぎ)

 産着は一つ身といわれ、後ろ身ごろを一巾の生地で背中に縫目なく仕立ててあります。背に地色に合わせた色で紋を入れ、白やピンク、疋田模様などの生地で下着を合わせ、それらに共布でそれぞれ付け紐を付けます。
 女児は白や朱、ピンクなどの華やかな地色に草花やのしめなどの友禅模様を染めます。男児は黒やブルーなどの色に兜や鯉、鷹などの雄々しい模様を染めます。
 白から染める誂えものや、全部セットになった既製のもの、またレンタルのお品もご用意しています。

七五三 - 女の子3才のお祝い

 女児3才の祝いは、「髪おきの祝」「髪立ての祝」と言われ、乳児から幼児に移るけじめとして、生まれてしばらく剃っていた髪を伸ばし始め髪型を変えたことから、子供の成長を祝い、社会へ認めてもらう意味を持っていました。
 数えの3才、満の3才のどちらでも構わないようですが、数えと満ではおこさんの体つきも大分違うので、着付けるときは紐や帯をきつく締めないように気を付けて下さい。

3才のお祝い着

 3才の祝い着は、着物の上に袖なしの被布を着せます。3才の祝い着は少し長めの身丈と裄の寸法で仕立て、お子さんの体格に合わせて腰揚げ、肩揚げをします。着物には兵児帯を結びますが被布の下で見えないので、あまりきつくならない用に着物と襦袢の付け紐だけでも大丈夫と思います。
 3才の祝い着は、三つ身と言われ身頃を身丈の3倍の生地で裁つところからついた名称です。

お祝い着の用意の仕方

3才用セット
着物、被布、小物等全部セットになっています。
小紋着尺からのお仕立て
1反の反物で着物と被布がお作り出来ますので、朱や黄色の鮮やかな地に折り鶴や手鞠などを可愛く染めた小紋着尺で総柄の祝い着が出来ます。
産着からのお直し
産着は袖の仕立てが開きになっているので、一度ほどき普通の着物の様に袂を作り裄の寸法を直せば3才の祝い着としてお使い頂けます。被布もいろいろな色やぼかしがありますので着物に合わせてお選びいただけます。

必要な小物

筥迫(はこせこ)、末広、草履またはぽっくり、足袋、肌着、裾除け、兵児帯

七五三 - 男の子5才のお祝い

 男児5才の祝いは「袴着の儀(こちゃくのぎ)」と呼ばれる、袴を付け大人の仲間入りをするお祝いです。もとは男子も3才のお祝いがあったようですが、現在ではこの袴の祝いだけが残っています。

5才のお祝い着

 着物は、羽二重の紋付きで長着と羽織のお揃いに縞の袴を付けます。着物の下には下着を重ね、羽織には白の羽織紐を付けます。

お祝い着の用意の仕方

5才お祝い着セット
着物、羽織、袴、小物一式揃ったセットが有ります。
白生地からの染め
白生地からお好きな色で紋付きの着物と帯を染めます。小物や袴は既製のものもあります。
産着からのお直し
お宮参りの産着をお直しして羽織をお仕立てします。着物は羽織に合わせ染めます。小物や袴は既製のものもあります。

必要な小物

末広、白足袋、草履、肌着

七五三 - 女の子7才のお祝い

 女児7才の祝いは、着物の付け紐や肩揚げ、腰揚げを取って帯を結び大人の仲間入りをする「帯結いの祝い」です。

7才のお祝い着

  7才の祝い着は、身頃の生地を身丈の4倍で裁つところから四つ身といわれ、大人と同じ様に本裁ちの着物を巾をせまく仕立てます。衿には重ね衿を付け、祝い帯にしごきを結び、絞り帯揚げ、丸ぐけ帯締め、筥迫、末広の小物を合わせます。

お祝い着の用意の仕方

1、絵羽模様
大人と同じ友禅の絵羽紋様です。
2、総柄小紋
可愛らしい色柄の小紋着尺を本裁ちでお仕立てします。1反の反物を使う場合、袖丈が2尺と大人の寸法に比べ長い分、身頃にまわせる生地が短めになりますが、足し布をしてお仕立て直せば大きくなってからも十分お召しになれます。

必要な小物

筥迫(はこせこ)、末広、絞り帯揚げ、丸ぐけ帯締め、しごき、足袋、肌着、裾除け、腰紐、草履

十三参り

春の桜の咲く頃、数え年十三才になった子供たちが福徳、智恵、音声を授かるためといって、智恵の仏である「虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)」にお参りする行事です。

十三参りの着物

十三参りに着る着物は、本裁ちの着物を着ます。絵羽模様や小紋柄などありますが、大柄の模様の小紋を袖を長めに仕立てるのが可愛いようです。

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